ナイスの森 @みなみ会館

オムニバスのような、繋がりのある登場人物たちによるいくつものエピソードが休憩を挟んでA面とB面に分けて展開されて、それぞれのエピソードにはなーんの脈絡もないのに、見終えてみると不思議とまとまったような印象を受けなくもない。ズレ過ぎて麻痺したのかもしれない。

ともかく、「なんてくだらない!!」と喝采を送りたい。とことんくだらなくて、素晴らしい。「有り得ない」という趣のない日本語を無化してまわるような映画。

一番ツボだったのは何と言っても寺島進の般若顔です。あれは、ずるい。

以下だらだら感想を書くと、『ホームルーム』の教室中央後方にいる女の子(The Volumeの緑の人)が大変印象的な美人で、見たことあるけど何で見たっけ誰だっけ、とずっと気になっていたのだけれど、スタッフロールで「伴杏里」て名前を見て、『約三十の嘘』の人だったと思い出した。すごく好きな顔立ち。

あと、加瀬亮は相変わらずダメ感をそこはかとなく醸しだしているし、『茶の味』のハジメ佐藤貴広)が髪の毛伸びてちょっと男前になっているし、伴杏里に限らず美人がたくさん(高橋マリ子とか貫地谷しほりとか西門えりかとか)出てくるし、津田寛治は若干サディスティックな顔立ちを活かしきっているし。

書いていたらもう一回見たくなって来た。