地雷を踏んだらサヨウナラ

地雷を踏んだらサヨウナラ [DVD]

地雷を踏んだらサヨウナラ [DVD]

先日アンリ・カルティエ=ブレッソン展に行って、ブレッソンマグナム・フォトロバート・キャパ→戦争写真家→一ノ瀬泰造、という単純な連想でなんだか観たくなって、昨日映画を観た帰りに借りて来た。

今見ると一瞬あれ、と思うくらい短髪の浅野忠信の飄々とした雰囲気と、彼をとりまくカンボジアベトナムの人々の「普通さ」、もしくはてらいの無さがとてもよい。
そういう「普通の」人々がいるところで戦争は起こされ(「起きる」のではない)、「普通の」人々が犠牲になる。作中、ドイツ人のカメラマンが“This is war, isn't it?”と言っていたけれど、多分その通りなのだろう。

それから、最後の最後でタイゾーの前に現れるアンコールワットの荘厳な迫力。

70年代東南アジアの情勢についても、きちんと知らなくては、と思う。
思うだけではいけない。