銀のエンゼル
- 出版社/メーカー: インディーズ・メーカー
- 発売日: 2005/09/24
- メディア: DVD
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町にひとつしかないコンビニに集まる様々な人々をめぐって、それぞれにいろんなエピソードが展開するから、どうしたって話の筋は曖昧になるけれど、それが決して悪い方には働いていない。というか、そういうのが個人的に嫌いではない。何か浮かび上がるものがあって、見終わったあとに、論理ではないところで「よかったなぁ」と思えた。
またゴーイングアンダーグラウンドの歌がぴったりしている。特にさえないブルーが。
西島秀俊と嶋田久作の、お互いぼーっとしつつも妙に鋭い感じが良かった。
風景が過剰に北海道北海道していないのも良かった。もちろん確かに北海道なんだけど、「北海道のイメージって、こうでしょ」的な外部の視線が介在していないような気がする。いやらしくないというか。
脚立から派手におちて額から流血しながら小日向文世に愛想を振り撒く大泉洋はおかしかった。 あと、バナナを温めてくれという佐藤重幸の、なんというか、「その道の」人っぽさも。