ガンジー
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
- 発売日: 2004/06/23
- メディア: DVD
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を見た。
とてもバランス感覚の優れた映画という印象。
日本では半ば「聖人」のように思われがちなガンジーが、やっぱりあくまで「政治家」であることと、そのこととは別次元での、人間としての魅力と、両方がきちんと表現されている。
ローラット法とか、アムリットサルの虐殺とか、チャウリー・チャウラー事件とか、歴史上の、紙の上だけでの知識からでは持てなかった鮮明なイメージやら大まかな流れやらを掴むことができて、それも多分良かったと思う。
それから、ガンジー役の方の体現度が非常に高いのと、英語がきれいだった。
ガンジーは、特に不可触民やアンベードカルの側に立つ書き物では、結構あくどい、狡猾な人物として書かれがちであるけれども、それは考慮に入れつつ、出来得るかぎり「中立」を心掛けたい。と、改めて思った。
やはり、
完全に善なる人も、完全に悪なる人もいない。自分がその人のどの部分を見るか。
ということなのだと思う。