サヨナラCOLOR @第七藝術劇場

結局見ず仕舞いになっていたのを、ナナゲイで今週アンコール上映しているということで、阪急に乗って、十三へ。なかなか行く機会がないけれど、とてもたたずまいの好きな映画館。鉄の扉と、青い椅子と、体育館の舞台調のスクリーン。

サヨナラから はじまることが
たくさんあるんだよ

というバタードッグの歌を織り込んだ、哀しいくらいに「優しい」映画。

身を切られるような「サヨナラ」からはじまった「たくさんのこと」は、でも、けっして、悲しげではない。

久世光彦原ひさ子という、今はもういない2人のひとが、登場シーンはどちらも短いけれども、大変印象深い。


それから、入院ルックに身を包んだ永積タカシの馴染みぐあいに驚く。普通にも出来るんだ、ていう。


歌詞を、一番だけ引用しておきたい。

そこから旅立つことは
とても力がいるよ
波風たてられること
きらう人ばかりで
でも君はそれでいいの?
楽がしたかっただけなの?
僕をだましてもいいけど
自分はもう だまさないで
サヨナラから
はじまることが
たくさんあるんだよ
本当のことが見えてるなら
その思いを僕に見せて