神様のボート/江國香織

神様のボート (新潮文庫)

神様のボート (新潮文庫)

高校生のころ、学校の行き帰りによく読んでいた。
なかでもとりわけこれと、きらきらひかる (新潮文庫)が好きだった。

一度出会ったら、人は人をうしなわない。
たとえばあのひとと一緒にいることはできなくても、あのひとがここにいたらと想像することはできる。あのひとがいたら何と言うか、あのひとがいたらどうするか。それだけで私はずいぶんたすけられてきた。それだけで私は勇気がわいて、ひとりでそれをすることができた。

この、真っ直ぐで力強い危うさ。



愛知ではこんな時間にどうでしょうリターンズをやっている。30時間テレビの裏側。土井義晴。