ロバと王女 デジタルニューマスター版 @みなみ会館

奇跡的に早起きをして、朝一番で。

ともかく、ジャック・ペランがものすごく若い。そして男前。王子様タイツもはきこなせちゃってるくらいに。

なんだけど、普通のファンタジーのつもりで見に行ったら、半ば以上コメディーのようだった。さらにその笑いのかたちが非常に斬新。とても30年以上前(1970年)の映画とは思われない。

とくにジャック・ペランが幻想?の中でカトリーヌ・ドヌーヴと過ごすシーンでの、後ろでんぐりがえりがピンポイントでツボ。逆勾配の丘を後ろまわりで登るか普通。ただ事じゃない。

あと、妖精と王様の仲たがいが実は痴話喧嘩だったとか、王妃のつまみ食いとか、ドヌーヴの作ったケーキをむせるほどがっつくペランとか、居眠りする王様とか、楽しすぎる。

やや失礼かもしれないけれど、手間とお金のかかった学芸会のような面白さ。