ローマの休日 @京都宝塚劇場

 

二条に東宝系のシネコンが出来たことで、四条の3館が閉鎖になる、その閉館イベント(何て違和感の滲む単語!)として、洋邦の「名作」を今日明日500円で上映するというので、今日18時半からローマの休日を見に行ってきた。

京都で育ったのではない私にとって、「京都宝塚劇場」はそんなに特別な場所ではなかったし、京都に来てからもおそらく一度ハウルの動く城か何かを見に行っただけだと思う。

けれども、昨日ニューシネマパラダイスを見たばかりで、「映画館」という場所についてぼんやり考えているところだったこともあって、何だか感慨深かった。

変わっていくことはまったく自然なことだし、何でもかんでも昔を懐かしむような風潮には違和感を覚えるけれど、「何かが消えていく場に立ち会う・見届ける」というのは、やはり大切なことなのかもしれない。

と、感傷に浸かった頭で考えた。


それから、立て続けに京都シネマに行っていたこともあって、京宝のスクリーンがやけに大きく感じて、あの文化会館のような傾斜のついた座席とあいまって、何だかとても新鮮だった。


映画については、私が何か言うまでもなく素敵。世の中には「不朽の名作」というのが本当に存在するのかもしれない。

特に一日遊び回ったあと、滞在している屋敷に帰って来たときのオードリーの立ち居振る舞いに、ぞわっとなる。


明日は明日で、友人と新しい方の東宝(二条)に行って、有頂天ホテルを見る予定。
何かの箍が外れたかのように来る日も来る日も映画ばかり見に行っているけれど、明日でともかく一段落させて、レポートやら、テスト勉強やら、します。きっと。