天空の草原のナンサ @京都シネマ
なぜか、私は昔から「モンゴル」へのあこがれが強くて、それは大部分、椎名誠によって形作られたものだと自覚しているけれど、その「憧憬」を呼び起こしてくれるような映画だった。それが「いいこと」なのかどうかの判断は、私には出来ないけれども。
実際の家族が登場する半ドキュメンタリーのような感じで、3人の子どもと1匹の素晴らしさが炸裂している。
とにかくいいなぁ。と。
「思い通りにならないこともあるわ」
「人間に生まれるのは、そのくらい難しいの」
といった、はしばしのセリフがそこはかとなく印象的で、残っている。
政治的にはいくら社会主義を標榜していても、やっぱりどこかで「仏教的なもの・観念」が通底しているというか。
あと、パオの引越しシーンが興味深かった。ああやって移動してるんだ、という。
それから、ごくくだらない感想を付け加えておくと、お父さんが若干貴乃花似。
さらに、「神様」として飾られていた置物が、甘えた坊主(byみうらじゅん)に見えなくもない。
- 作者: ビャンバスレン・ダバー,リサライシュ,Byambasuren Davaa,Lisa Reisch,遠藤浩介
- 出版社/メーカー: アーティストハウスパブリッシャーズ
- 発売日: 2005/12
- メディア: 単行本
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