コーラス

を、見てきた。


映画のストーリーそのものは至ってありきたりな、問題児たちが歌を通して教師と心を通わせる、と、要約すればそれだけの話だろうし、部分的にはもうちょっと配慮がほしいなぁと思ったところもあった。

20万フランの濡れ衣を着せられて放逐されて、学校に放火してしまった彼へのフォローは無しなのか、

とか、

別れの場面で教室から投げられたメッセージ付きの紙飛行機、せっかくならみんなの分拾っていってよ、マチュー。

とか。



けれども、彼らの歌には、そういう瑣末なツッコミをどっちでもいいや、と思わせてしまう強さがあったし、むしろそういう「泣かせようとする魂胆」の希薄さ・淡泊さは好感が持てます。

と、ちょっと偉そうなことを言ってみたり。

あとは、少年時代のペピノがものすっごいかわいらしい。