卒業式

というものに、2年ぶりに出席した。妹の中学校の卒業式。両親が共働きなため、どうしても休みの取れないときの学校行事には代理で出席することが多かった。そういえば小学校の卒業式にも出た記憶がある。そのときは何を着るか迷った挙句高校の制服で出て、えらく浮いていた。

自分のときもそうだったけれども、相変わらずかなり「優等生」的な式だった。日の丸は壇上に高々と掲げられ、君が代は音楽教師の生伴奏で保護者まで起立させて斉唱。高校の時が、日の丸はあるのかないのかわからないぐらい隅っこにひっそりと立てかけられて、君が代はピアノの演奏をみんなで聴く、という形態をとっていたから余計に違和感が強かった。

校長の祝辞がまた、なんと言うか、唖然としてしまうような代物で、それを毎週朝礼で聞かされてきた卒業生にやや同情。「ダイヤモンドはダイヤモンドでしか磨けない、人間は人間でしか磨けない」とか、「一人で成長できると思っている人は自分勝手で傲慢な人間になる」とか、苦笑いするしかなかった。こういうことを臆面もなく口にできる人が、公立学校の校長先生になれるんだろうなぁ。

最後の保護者への学年主任の挨拶まできちんと聞いて帰宅。担任の先生に一言お礼でも言うべきだったのだろうけれど、そこはあくまで代理ということで割愛。

明日はもうバイトなので、また帰らなくちゃ。